井上整形外科デイケアセンター

医療と介護の一体化を目指すいつまでも自分で歩ける「私らしい老後」

地域医療における当院の役割として、歩行能力をはじめ運動機能が衰えた患者様に対して「いつまでも自分の脚で歩けるように支えること」と考え、そのために治療とケアを連携していく体制を整えていく目的で開設しました。

デイケアセンターの特徴

①当院デイケアセンターの物療・トレーニング内容は、院長も常勤して利用者様の病状に応じて追加・変更しています
運動器疾患に対するトレーニング計画を立てるにあたっては、利用者様の病状を正確に把握していることが重要です。その為には、まず診療でX線検査、骨密度検査、脈波検査、血液検査などを施行して、整形外科専門医が治療計画・リハビリ計画を運動トレーニング担当者に指示することが肝要です。
デイケアでトレーニング中に、いつでも指示変更などができるように、私（整形外科専門医）も常勤しています。さらに、医療の診察時にも患者様の病状に応じてデイケアの指示内容の変更も行います。
医療と介護のいった一体化の意図はデイケア利用者様が医療の患者様でもあることで、この一体化が患者様、利用者様に安心感を与えることができると考えております。

②全員25分間の個別トレーニングを施行
一般な通所施設では要支援レベルの方は、集団的体操やレクリエーションが主の場合が多いと思われます。
一人ひとりの病状に合ったトレーニングや希望に沿い、運動機能の衰えに対応していくためには、個別トレーニングが不可欠と考えております。
そこで、ボランティア活動的な働きになりますが、当院デイケアの利用者様全員に、約25分間の個別トレーニングを施行しています。

③利用者様の生活環境の把握に努める
デイケアの利用に際しての担当者会議を自宅で行う際や、日々の送迎の際は、私自身もときどき自宅まで伺い、利用者さんとの距離感を短くして、いろいろなお声を聴かせていただくようにしています。
利用者様の生活環境も可能な限り把握するように努めて、その環境に適したトレーニングメニューや治療方針がたてれるようにしたいと考えております。

いつまでも元気で歩けるように、寝たきりにならないように、健康寿命を伸ばせるように、気軽に運動器の本格的なトレーニングを始めてみましょう。

短時間（1-2時間）の機能訓練型デイケア

①医師（整形外科専門医）による運動器疾患治療計画の作成
レントゲン、MRI検査等をもとに個々の患者様の症状に合った機能訓練・物療の指示票を作成することが重要と考えております。

②個別リハビリテーション
有資格者（運動器リハビリテーションセラピスト等）による機能訓練を実施します。

③看護師による健康管理
血圧・体温・脈拍等の測定、健康状態の聞き取りを行い、患者様に安心して機能訓練を受けて頂けるように配慮いたします。

④物理療法機器の充実
腰椎・頸椎の牽引装置（能動型自動間欠）、ブーツ式エアマッサージ器、マイクロ波治療器等でゆっくりと時間をかけた治療をいたします。